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機関シミュレータ訓練

未経験者から経験豊富な機関長クラスまで対応可能な機関シミュレータを導入

国内初の内航小型船モデルのシミュレータを導入。タッチパネル型モニター上で機関室や機関制御室での操作を再現できます。
あらゆるレベルの受講者に対応し、現場で活用できる知識と技術が学べます。

設備概要

  • 主機関出力2,059kW(2,800PS)の4サイクルディーゼル機関を導入しています。
    2台の大画面タッチパネルに「機関制御室」と「機関室」を模擬投影し、画面のタッチ操作によって機器の発停などを行います。教官卓からマルファンクション(機関故障などのイベント)を起こして、トラブル発生時の適切な対処法を実践的に訓練することができます。

モニター画面紹介

  • 機関室

    配管図上のバルブを操作することで、ラインの確立や機器の機側発停操作が可能です(全6系統:冷却水、清水、燃料油、潤滑油、空気、ビルジ)。

  • 機関室鳥瞰図

    機関室を上から俯瞰した図です。機器名をタッチすると本船に搭載している実機の写真がポップアップ表示される仕様になっています。

  • 機関制御室

    発電機の遠隔発停や同期投入、負荷移行、補機の遠隔発停など、実際の配電盤、集合始動器盤でできる操作を忠実に再現しています。

    • 配電盤

    • 集合始動器盤

  • 主要機器

    主機関、発電機の機側での発停操作を忠実に再現しています。

    • 主機

    • 発電機

  • 監視システム

    機関の運転状態の把握やアラーム詳細を確認可能です。

    • 主機圧力トレンドグラフ

    • アラームモニター

訓練メニュー

機関シミュレータ訓練

初級者向け
(新人、機関員、若手機関士)

機関士としての基本的な手順の習得、理解を目的とした訓練です。

  • デッドシップからのプラントの立ち上げ
  • 主機関、発電機の発停操作
  • 発電機の同期投入、負荷移行操作
  • 燃料油の切替操作など
中級者向け
(中堅機関士)

異常運転訓練を実施し、機関室の監視技術向上、異常箇所の特定、復旧作業手順の確認および原因究明を目的とした訓練です。

※故障設定の難易度は、機関士のレベルに合わせて選択可能。
上級者向け
(ベテラン機関士、機関長)

異常運転訓練の中でも機関重大事故を想定。事故発生時の甲板部との連絡、状況説明なども含む訓練です。

内航ERM訓練(1日コース)の特徴

  • 同時に2~3名の訓練を想定しており、内航船の実態に即した現場を再現したシミュレータ演習を実施します。
    機関室と機関制御室に分かれた2つのモニターを使用。それぞれの現場で指揮者・作業者を分けられます。画面切り替えスイッチにより、機関制御室の画面を機関室の画面に切り替え可能で、機関部総員で機関室作業にあたる現場の再現ができます。
    コース修了者は、運用レベルで安全な機関監視を維持する能力、エンジンルームリソースマネジメントの原則に関する知識を習得できます。

画面通常時

  • 左画面:機関室

  • 右画面:機関制御室

画面切替時

  • 左画面:機関室

  • 右画面:機関室

  • 1日のスケジュール概要

    時間 内容
    9:00-9:30 オープンミーティング
    9:30-10:30 講義①
    10:30-11:30 講義②
    11:30-12:30 機関シミュレータ習熟訓練
    12:30-13:30 休憩
    13:30-14:30 機関シミュレータ訓練①
    14:30-15:30 事故実例を用いた
    グループディスカッション
    15:30-16:30 機関シミュレータ訓練②
    16:30-17:30 クローズミーティング
  • 本コースを受講し、所定の技能があると評価された者には、「内航ERM(1日コース)(英語表記:Coastal ERM (1 day course))」の修了証明書を発行します。

    • ERM訓練
      修了証明書

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